散歩道にかかる橋


この橋は、晴海と月島の間にかかっており、 晴月橋と名づけられている。 この橋を横から見ると、両サイドが厚く、中央が薄くなっている。 色が青いことについて、不思議な疑問を 感じつつ、なぜか、この橋に見とれてしまう。 この橋の形式は、ゲルバー桁はしと呼ばれ、 三径間の連続桁橋の、中央のケタの両サイド、1/5付近を切って、 単純バリとし、 左右のケタから、張出した、受け台に載せた構造となっている。 こうすれば、基礎が沈下しても、 余分な応力を生じさせないことができるので、 軟弱な地盤に適している構造と言える。 しかし、よく見ると、両サイドのスパンが、中央スパンよりも 短いのに、どうして両サイドの桁の高さが高い(厚い)のか、 という疑問も湧いてくる。 両サイドを重くしたかったためなら、なぜ、単価の安い、 コンクリートを重石にしなかったのだろう。 いや、おそらく、もっとちゃんとした理由が あったに違いない。 ともかく、 この橋は、わたしの目を惹きつける魅力を持っている。

この橋も、同じく、晴海と月島の間にかかるはし。 3つの単純桁が、向うとこちら(画面右と左)を結んでいる。 色は赤く、路面が刀のように、反りを持っている。 ただし、 中央の桁は、中央が膨らんだ、 いわゆる、魚腹型の単純バリである。 単純バリの、中央部分の背が高いのは、 力学的に、合理的である。 なぜなら、単純バリの場合、 自動車などが通過するとき、桁の中央の 曲げモーメントが一番大きくなるから。 力学的に合理的な構造物は、 それだけで美しいという説がある。 ・・・ そう思って、何度も橋を眺めるのだが、 ・・・ それにしても、なんだか、 無粋な、気のきかん、やぼったい橋である。 これを、改善する方法は、 錯覚、幻覚を用いるしかないのだろうか? (参照図)
この橋は、晴海から、豊洲にかかる、 オーバーパスで、いまでは、ほとんど 交通量のない2つの交差点を 飛び越して、降りたところが 横断歩道または、信号という、 使いがっての悪い陸橋である。 伝え聞くところによれば、 そうしないと、事故が起るので、 規準がそうなっているそうである。 (しかし、現実は、その逆で、歩行者が轢かれる 事故が結構発生している。) そのことはさておき、 それが、先日、方杖(ほおづえ)工事をして、 鋼製の床の剛性を補強した。 鋼製の橋は、さびの問題があり、塗装など、 維持費がかかるので、厄介に思う反面、 地震、その他の原因によって、 補修が必要なときなどは、補強が簡単にできるので、 意外に、融通性をもった、便利な構造物なのである。
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